不動産コンサルタントの活躍場所は個人事務所、あるいは企業に存在しています。
どこに所属していようとやることは変わらず、最適な不動産を提案することにあります。
では、そんな不動産コンサルタントに企業が求めるものとは何でしょうか?
入社後にミスマッチが起きないように、企業が求めている不動産コンサルタントの価値について話します。
まず大事なのがコミュニケーション能力で、社会人のほとんどが求められるスキルになります。
しかし、不動産コンサルタントのコミュニケーション能力はやや高いレベルで必要となるでしょう。
一般の利用者であればライフスタイルをうまく聞き出し、何を望んでいるのかを理解しなくてはいけません。
さらに、5年後、10年後の未来を想像して住みよい環境を提案することも求められます。
不動産投資に関しても市場を読む力以上に、利用者に信じてもらえるかが大切です。
明るい性格で喋るのが得意、というのが一般的なコミュニケーションの定義です。
ですが、不動産コンサルタントに必要なのは信頼される、という条件が加わるので覚えておきましょう。
次に、人を動かす情熱を持っていることも求められます。
どんなに正しくて魅力的な内容を言えたとしても、それを相手が受け止めてくれなければ意味がありません。これなら買いたいと思わせるような情熱を持つのも重要なのです。
あるいは安心感を持ってもらうような丁寧な説明も良いでしょう。
やり方は人それぞれですが、根本にあるのは利用者を思う情熱です。
ここまではコミュニケーション能力や情熱と言った精神的な部分でした。
当然ですが、それだけで不動産コンサルタントは務まりません。
何よりも重要なのは莫大な不動産の知識と、それを活用する問題解決能力です。
不動産コンサルタントを頼る人は様々な問題や悩み、または高い理想を持っています。当たり障りの無い一般論を伝えるだけでは、企業が求める不動産コンサルタントにはなれないでしょう。
企業が不動産コンサルタントに求めるもの、それは成約を取れるかどうかです。
その成約を取るためには、コミュニケーション能力や問題解決能力が必要となります。
これこそが企業が本当に求めているものだと言って良いでしょう。